結婚の話で送金を求められたら?「詐欺かも」と感じたときの確認と相談先
2026/08/25
SNSやマッチングアプリで知り合った相手から結婚、投資、旅費、手数料などの名目で送金を求められたときは、相手をその場で断定するより、まず送金を保留して相談先を確認することが大切です。
警察庁SOS47は、実際に会ったことがない相手から結婚費用や投資などの金銭を求められた場合に、送金前の警察相談を案内しています。
この記事では、結婚の話だけで相手を決めつけず、送金を止める目安、相談に必要な記録、警察・消費生活相談・通常の相談を分ける考え方を整理します。
「結婚の話」と送金が結び付いたら、まず送らない
相手を疑い切れない気持ちがあっても、送金だけは一度保留し、後から相談できるようにやり取りを残すことが安全な最初の行動です。
会っていない相手からお金の話が出たとき
警察庁SOS47は、SNSやマッチングアプリで知り合い、直接会っていない相手から結婚費用、投資、旅費、荷物の手数料などを求められる手口に注意を促しています。
親しいメッセージ、通話、映像があっても、本人確認ができたこととは限らないため、送金する判断とは分けて考えてください。
今すぐ返事を求められても、追加送金や口座情報の共有を止め、やり取りの日時と要求内容を落ち着いて残します。
| 状況 | 最初に止めること | 相談時に伝える事実 |
|---|---|---|
| 一度も会っていない相手から送金を求められた | 送金の実行と追加の個人情報共有 | 知り合った経緯、相手の表示名、要求された名目 |
| 結婚や将来の資金と投資の話が一緒に出た | 投資先への入金と紹介リンクの操作 | 相手の説明、案内されたサービス、やり取りの日時 |
| すでに送金した後に追加の支払いを求められた | 追加送金と削除・改ざんの操作 | 送金日時、金額、送金先、残っている履歴 |
結婚・投資・渡航費の言葉が重なったとき
国民生活センターは、結婚後の資金を貯めるという説明で投資を勧める事例を紹介しています。
結婚、投資、渡航費、荷物の受け取り、手数料という言葉のどれか一つだけで、相手が詐欺であると決めることはできません。
ただし、直接会っていないことと金銭要求が重なった場合は、愛情や将来の約束とは別に、送金しない判断を先に置くことが重要です。
チェック項目は相手を責めるためではなく、送金前に第三者へ相談するきっかけとして使ってください。
相手の評価ではなく、相談に必要な事実を残す
相談先が確認しやすいのは、相手への印象ではなく、いつ何を言われ、何を送ったかが分かる短い時系列です。
記録するものと、断定しないものを分ける
相談前には、残っている画面や履歴を見ながら、分かる範囲の事実だけを一枚にまとめます。
- 知り合ったサービス、最初にやり取りした日時、相手の表示名を残します。
- 結婚、投資、旅費、手数料など、相手が送金を求めた言葉をそのまま残します。
- 送金又は支払いをした場合は、日時、金額、方法、送金先を残します。
- 案内されたURL、サービス名、残っているメッセージ、画像を保存します。
- 既に相談した先と、そのときに伝えた内容を残します。
「きっと本人ではない」「必ずだまされている」といった評価は、確認できた事実とは別にして、相談時には推測であることが分かる形にします。
不明な日時や金額は空欄又は「不明」のままにし、後から思い出した内容を事実のように付け足さないでください。
自分で身元を追い込もうとしない
不安が強いと、相手の端末、アカウント、住所、勤務先を自分で確かめたくなるかもしれません。
無断でアカウントへ入る、位置情報を追う、尾行する、相手の情報をSNSで公開する行為は、安全やプライバシーを損ね、別の問題につながるおそれがあります。
相手を問い詰めて履歴を消させるより、すでに手元にあるメッセージや送金記録を保全し、必要な範囲で相談先へ渡す方が後の確認に役立ちます。
脅迫、個人情報の要求、なりすましの疑いなど、危険が高いと感じた場合は、自分だけで検証を続けず警察への相談を優先してください。
相談先を状況で分けて、目的を伝える
相談先を選ぶときは、送金前か、送金直後か、緊急性がなく今後の関係や身元の確認範囲を整理したい段階かを分けます。
送る前・送った直後は警察と消費生活相談へ
送金前に不安を感じたときは、追加のやり取りを急がず、大阪府警の相談窓口にある警察相談ダイヤル#9110又は最寄りの警察署への相談を検討してください。
消費者トラブルとして整理したいときは、国民生活センターが案内する消費者ホットライン188も相談先の一つです。
すでに送金した場合は、利用した金融機関や決済サービスの公式窓口への連絡と、警察又は消費生活相談への連絡を早めに検討してください。
| 段階 | まず相談を考える先 | 伝える要点 |
|---|---|---|
| 送金前で不安がある | 警察相談又は消費生活相談 | 未対面か、金銭の名目、相手からの要求内容 |
| 送金直後で追加要求がある | 利用した公式窓口と警察又は消費生活相談 | 送金日時、金額、送金先、追加要求の内容 |
| 脅迫や身の危険を感じる | 緊急の警察対応 | 現在いる場所、危険の内容、相手との接点 |
身元や結婚の判断を整理したいとき
警察又は消費生活相談が優先される状況を確認した後で、緊急性がなく、結婚前に何を確かめたいかを整理する段階では、目的と範囲を先に言葉にします。
たとえば、相手の人格を断定するためではなく、交際や結婚を進める前に確認したい事実と、すでに公的窓口へ相談した内容を分けて考えます。
確認項目を整理する参考として、公開中の結婚前の素行調査で確認できる範囲と注意点を読む方法があります。
通常の相談を検討する場合も、対応範囲、できないこと、個人情報の扱い、費用の条件を比較し、急いで契約や支払いを決めないことが大切です。
まとめ:送金前に使う判断メモ
迷いがあるときは、相手がどういう人かを決める前に、送金を止め、相談できる事実を短く残す順番を守ってください。
送金を止める前に確認する項目
次の項目のうち一つでも当てはまる場合は、送金の実行と追加情報の共有をいったん止めます。
- 直接会ったことがない相手から、結婚、投資、旅費、手数料などの名目で金銭を求められた。
- 急いで送金するよう求められ、第三者への相談を嫌がられた。
- 送金後に別の名目で追加の支払いを求められた。
- 相手の説明、案内されたサービス、送金先に不自然な点があると感じた。
- 相手を確認するために、自分で無断アクセスや追跡をしたくなっている。
この確認は、相手を犯罪者と決めるためではなく、支払い前に一人で抱え込まず相談するためのものです。
相談時に短く伝える内容
相談先には、印象よりも時系列の事実を先に伝えると、次に確認すべきことを尋ねやすくなります。
相談用メモ(コピー用) 知り合ったサービスと日時: 直接会ったことの有無: 送金を求められた名目と日時: 送金した日時、金額、方法、送金先: 残っているメッセージ又は案内URL: 今、心配していること: 既に相談した先:
分からない項目は推測で埋めず、不明と伝えることで、相談先が必要な情報を追加で案内しやすくなります。
緊急の危険を感じる場合は通常の相談準備を止め、警察への連絡と安全の確保を優先してください。
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